書籍レビュー

『お金のこと何もわからないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』おすすめポイント5つ。

どうも、Dスケです。

 

今年4月に会社を辞めて、フリーランス生活に突入している僕ですが、「辞めてから考える」と言ってるくらいなので、ある程度の蓄えを準備する以外には行き当たりばったりで半年が経ちました。

なんとか生活できていますが、そういえばフリーランスとして「確定申告」しなきゃなんですよね。一応ネットで調べたり、知り合いに聞いたりして情報は集めてますが、今いちピンと来ていない……

 

そんな僕のためにあるんじゃないかってくらいドンピシャなタイトルの本が、先日発売されました。

 

現在僕も参加しているオンラインサロン「伸びシロサロン」でも、VIPメンバーとして所属されている、税理士:大河内薫さんと、漫画家:若林杏樹さんの共著『お金のこと何も分からないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』(略称:フリーランス税本!)です。本当におめでとうございますm(_ _)m

まさにお金のこと何もわからない状態でフリーランスになったので、早速購入させていただきましたが、その分かりやすさに驚き。税金の基礎の部分から、誰もが気になる節税のこと、さらに現代の多様な働き方や仮想通貨などに触れて解説してくれる、まさに最新版の税金指南書です。

 

今回はこの本のお勧めポイントを、まさに今フリーランスとして活動している僕が読んだ感想と合わせてご紹介していけたらと思います。

正直、今フリーランスの人だけでなく、副業を考えているサラリーマンや、今後フリーランスになる検討をしている人など、幅広い人におすすめです!

おすすめポイント1:税金の基礎のキソから学べる

そう、みんな分からんのです。

税金のことって、みんな何となく知っていて、何となく知らないんですよね。

まぁ会社にいる間は何となく会社がやってくれて済んでる部分も大いにあるんですが、フリーランスになると全てを自分で把握・管理しなくてはいけません。

この本では知ったつもりのようであやふやな税金の基礎を、イチから丁寧に解説してくれます。

源泉徴収票や納税の種類、社会保険や年金など、一般的な税金の知識をアップデートしてくれるので、フリーランスのみならず、全ての働く人にとって有益な解説が読めるのです。

 

これは大河内さんもあとがきで書かれていますが、「税知識の普及」をしたいという強い思いから、きっとここまで詳しい内容にされているんだろうなぁと感じます。

僕にも夢があります。たくさんあります。1つは税知識の普及。学校や社会ですら教えてくれない税金……、広めたいですね。それは、みんなに得をしてほしいとか、本書を読んでくれたあなたに節税してほしいとかだけじゃない。もちろん、それもあるんだけどね、ただ、あなたが叶えた夢を、台無しにしてほしくない。 -あとがきより抜粋

節税の結果、得をしたということも大事ですが、正しく税金のことを理解することで、自分の「生きるチカラ」にしてほしい、という願い。

そのことが、今回の税金についての本をマンガで、分かりやすく伝えたいという発想に辿り着いたのかなと想像します。

 

あまりよく分かっていない税金のあれこれについて、基礎のキソから学べるのは、本当にありがたいですね。大河内さんの思いに感謝です。

おすすめポイント2:全編マンガで分かりやすい

フリーランス(非正規)あるある。

今回のフリーランス税本、章末のコラム以外は、ほぼ全編マンガで描かれています。

どれもが実際にあんじゅ先生が会社を退職されてから、フリーランスになった時のエピソードを基に描かれていて、マンガとして楽しみながら税金の知識をつけることができます

すでにフリーランスになって何年か経った人、フリーランスになったばかりの人にとっては、どれも「あるある」と首がもげるストーリーや悩みばかりなので、そういう意味でも自分に置き換えて考えやすい内容になっているのです。

 

これ、、、突然のディレクター目線出しますけど、ネーム構成考えたり、マンガ全部描くの、相当大変だったでしょうね(笑)。

僕もこれまでにいくつか税金関連の本を読みましたが、ここまでガッツリのマンガ構成は見たことありません。

ただ作業量的に大変というのもありますが、説明したい内容とストーリーを違和感なく共存させるのって物凄い大変なこと。発売前にあんじゅ先生が死にそうなツイートを連発してたのも納得です。。。

 

人はストーリー構成のほうが長く記憶に残りやすいというのはよく言われますが、まさにストーリーとして読んでいくことで、物語の流れの一部として税金の知識が身に付くという、とても考えられた構成になっています。

そして、普通にギャグマンガとしても面白い!ところどころオマージュや擬人化が出てきて、ツッコミながら楽しく読めるのも魅力です。

(そういえば、フリーニャンスマンガ、引き続き楽しみにしております!)

おすすめポイント3:フリーランス目線で節税を解説

ほんとこれ。これが知りたい。

ぶっちゃけ税金の本って、税理士さん目線がほとんどじゃないですか?

税理士さんが税金の知識を正しく広めようとする思いは分かるんですが、我々フリーランス側からすると「いや、そんなことより節税で得する方法を教えてくれよw」と思うわけです。

これはポイント1と完全に矛盾している気もしますが、両方ともほしい視点なんです。お金の知識も身に付けたいし、でももちろん節税してお得になる方法も知りたい

これまでの税金の本は、そんな実際の要望を満たしたものが少なかったように思います。

 

それに対して本著では、まさに我々フリーランスが知りたかった「あまり面と向かっては聞きにくかった節税についてのあれこれ」に触れられていて、まさに実用的な知識を身に付けられる内容になっています。

家賃や衣装代など、どこまでが経費になるのか?最新の電子書籍やnoteは?クラウドファンディングで投資した費用は?などなど、色々なサービスについても触れながら、大河内さんのリアルな見解を紹介してくれます。

しかも実際にフリーランスとして働いている人がマンガ中にも登場し、いろいろなレベルの悩みにも答えてくれるほか、これからフリーランスになる人についても、やるべきこと、前もってやっておくといいことなどに触れてくれている。これは本当に役立ちます。

 

ありきたりな言葉ですが、「かゆいところに手が届く」節税のあれこれを知りたい人にとって、現時点で最新・最高の税金本と言えそうです。

おすすめポイント4:最新のサービス、金融商品も網羅

時代に即した、最新サービスについても解説。

現代社会では商品・サービスも多様化しており、特に新しいサービスとして始まったものは、そもそも経費なのか、経費だとして何なのか、その所在に迷うことも。

本著では一見わかりにくいサービス利用についても、経費としての考え方を適用できるかどうか丁寧に説明してくれます。

Amazonプライムの利用料が経費になることもある?アイドルのファンクラブ会費も経費に?と、今まで思いもよらなかった経費の「基本的な考え方」を知ることで、そのほかの色んなサービスにも適用できるのがいいですね。これぞ税知識のアップデート!

 

先ほど少し触れた電子書籍やnoteといった新しいテキストサービスや、クラウドファンディングなどの少額投資、仮想通貨のような新興の金融商品など、最新の商品・サービスについても掲載されています。まずこれらが載っていること自体がスゴイ

そして、今後も生まれてくるであろう新しいサービスたちも、経費としての同じ考え方ができれば怖くないんだなと思える解説をしてくれています。

 

経費って節税するうえで一番重要な部分でもあるし、どこまでが経費なの?って誰しも迷う部分でもあるから、新しいものから古いものまで、どんなサービスでも応用できる考え方を学べるのも素晴らしい。

おすすめポイント5:副業サラリーマンにも役立つノウハウ

副業サラリーマンに向けた章も。

フリーランス税本ではありますが、今の世の中に即した「副業サラリーマン」の税金についても本著では触れられています。

確定申告は必要なのか?しちゃうと会社にバレちゃうんじゃないのか?バレない方法はないのか?など、ここでも「副業サラリーマン目線」でしっかりと疑問に答えてくれているのもいいですね。

確かに、僕も前職時代からブログを始めてたので、もし副業としてバレたら…みたいな心配をしてました。稼いでないから余計な心配でしたがw

 

副業として事業をしていない人でも、株式や不動産での資産運用で儲けが出る人なども今は多いでしょうし、そういった方も読むべき内容になっています。

これから副業を考えているサラリーマンの方にも、ぜひ手元に置いておいてほしい本ですね!

まとめ:すべての働く人必読の税金本!

 

このフリーランス税本は、特に「これまでの税金本であまりよく分からず挫折してしまった人」にこそ読んでほしい、すべての人必読の税金本です。

フリーランス向けのようなタイトルではありますが、そもそも税金の知識はすべての社会人が正しく持っておくべきもの。それをここまで分かりやすくマンガで解説してくれる書籍を僕は他に知りません。

そして僕もまさに、他の税金本でうまく知識をつけられなかった勢なので、本著の分かりやすさに救われた気持ちでいっぱいです。

 

今後はさらに働き方も多様化していき、会社員として働く人、副業をする人、リモートで働く人、フリーランスとして複数の事業を回す人など、いろいろな収益化の方法が生まれてくるでしょう。

どんな人であっても、同じように立ち向かわなければいけないのが税制であり確定申告

だからこそ基礎的な知識から応用できる部分まで、勉強しておきたいなと思うわけです。

もちろん税理士さんに外注できる部分もあるでしょうが、任せるのは自分のお金のことですからね。制度に使われる側ではなく、使いこなす側でいたいですね。

 

現状の税知識に不安を抱いている方、これからフリーランス・副業を検討している方、今まさにフリーランス・副業をしている方など、すべての人に必要な本です。

お金のこと何も分からないままフリーランスになっちゃいましたが税金で損しない方法を教えてください!』、ぜひ読んでみていただければと思います!

ではでは。

 

 

Dスケ