マネくんのデザインツール講座、今回はIllustratorでの「キラキラ」の作り方について解説していきます。
ゴージャスなデザインや、女性らしい煌びやかなデザインを作る際に、何かと重宝するキラキラ。正式には「クロスハッチ」というらしいですね。初めて耳にした言葉でしたがw
今回はイラレで作る、そんなキラキラの作り方について解説します。(もうクロスハッチ使う気ない)
キラキラの元となるシェイプを作ろう
イラレでの光の筋のシェイプは、2種類の作り方があります。デザインのテイストに合わせて、最適なほうを選びましょう。
スターツールで作る
スターツールは文字通り、星型のシェイプを作るためのツールですが、星の先っちょにあたる5つの点を4つにしたり6つにしたりすることで、光の筋を作ることができます。
スターツールを選択したあとに、アートボード上でワンクリックすると設定画面が出てくるので、以下の通りに設定しましょう。
すると、このような形のシェイプができます。 ※わかりやすいように、黒背景に白の光として作っていますが、背景に合わせて好きな色で構いません。
同様に、先ほどの設定の際に、点の数を「6」や「8」にすることで、別バージョンの光の筋も作ることができます。
楕円形ツール+パンク・膨張で作る
次は、楕円形ツールと、オブジェクトの効果である「パンク・膨張」を使って、光の筋を作る方法です。
まずは楕円形ツールを選択し、同じくアートボード上をワンクリックして設定を行います。
作った円形のシェイプを選択した状態で、メニューの[効果]ー[パスの変形]ー[パンク・膨張]を選択します。
設定画面が出てくるので、ひとまず「-80%」で設定しましょう。
すると、上下左右にあるアンカーポイントを起点に、パスが内側にえぐれます。
なお、パーセンテージをもっと減らせば鋭い光の筋になりますが、やりすぎると別の形になってくるので、ほどよいところで調整しましょう。
この「パンク・膨張」効果は、アンカーポイントを軸に加工できる効果なので、円のシェイプにアンカーポイントを追加すれば、先ほどの6つの筋、8つの筋などもできます。
また、楕円形ツールで解説してきましたが、長方形ツールや多角形ツールでも同じように作ることができます。パターン違いを作りたい場合は活用しましょう。
これで、基本となる光の筋は完成です!
作った光の筋自体を光らせよう
作った光の筋を選択して、メニューから[効果]ー[スタイライズ]ー[光彩(外側)]を選択します。
設定は光らせ具合にもよるのですが、一旦以下の通りで行ってみましょう。
適用すると、先ほどより一層キラキラっぽさが増してきます。
光彩・ぼかしを加えて、それっぽく輝かせよう
このままでも使えなくないですし、場合によっては光彩なしで使ったほうが合うデザインもありますが、キラキラというぐらいなので、もう少しキラキラさせましょう。
まずは楕円形ツールで、光の筋と同じ直径になるように、正円を作ります。
そして、その正円の色をグラデーションにして、以下の設定にしましょう。
これをそのまま重ねてもそれっぽいんですが、これだと黒がまだ残っているので、背景が黒いところにしか置けません。
どこにでも置けるように、黒い部分を透明にするために、追加で処理をします。
メニューの[ウィンドウ]から[透明]パネルを開きます。
開いたら、グラデーションにした円を選択して、「スクリーン」に設定します。
すると、背景に関わらず、光った部分のみが残ってくれます。
あとは、サイズを変えたり、重ねておいたりして、デザインにあしらっていけば完成です。
キラキラの作り方 まとめ
キラキラは、ちょっとした装飾に使えたり、背景のあしらいとして使えたりと、幅広く活用できます。写真との組み合わせで使ってみるのも面白いですね。
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覚えればすぐにいろいろなデザインにも使えるキラキラ、ぜひイラレで作るときの参考にしてください。
ではでは。
Dスケ