やめかんブログ

【正社員辞めました】35歳で会社を辞めて、自由にやってみようと思います。

どうも、Dスケです。突然ですが、今、東京を離れ、沖縄におります。

空が広い!(あ、ただの一人旅です)

いつもこのブログを見てくださる方、検索から偶然行きついてご覧いただいた方、本当にありがとうございます。

正直、自分のムラっ気のある性格にブンブン振り回されながら、自由すぎる雑記ブログと化しているこのブログですが、遅筆ではあるもののマイペースに更新できています。

 

そんな話とこの記事が交わるかどうかは定かではありませんが、この度、今の会社を辞め、一旦フリーで仕事をする決断をしました。

広告制作会社で3年ちょっと勤めて、今年35歳。

なぜこのタイミングで会社を辞めることにしたのか。

辞めてどうするんだというあたりを、誠に勝手ながら独り語りさせていただきます。

 

このブログを目にする方々は、ほとんど僕と縁も所縁もない人です。知人には一切教えていないので。

そんな人に向けて、自分の話がどれほど興味を持たせるか不明ですが、つらつらと書いてみたいと思います。

こんな人間がいるんだと、こんな35歳もいるんだと、気軽に読んでいただければ幸いです。

なぜ勤めていた会社を辞めるのか

これまでブログで、詳しく会社について書いたことはありません。

ありませんが、ところどころ、「労働時間が長い」というのは書いたことがあります。

会社は広告制作と編集業を請け負う会社で、私はそのうち広告制作と一部代理店業、そしてWebコンテンツの進行管理を担当していました。

 

通常、クリエイティブの制作現場では、ディレクターとプロデューサーが案件を担当し、その下にアートディレクターや現場デザイナー、そのほか複数のアシスタントで構成されるのが一般的です。

しかし上記のような複数人で案件を進めるのは、比較的大きな仕事の場合。

 

僕の会社は社員20人以下の中小企業だったのもあり、営業窓口から企画提案、制作物のディレクションまで、ほとんど一人で担当しました。(しかも未経験入社で。最初は大変でした。。。)

案件は紙媒体の広告出稿の取りまとめと原稿制作、Webも専門サイトにおけるコンテンツ運営と記事作成と、どちらも定期進行だったので、繁忙のタイミング以外はそこまで追い込まれる仕事量ではありませんでした。それだけなら。

不信感①:業務が増えても、人員が増えない

あるWebコンテンツの新規企画を通したときのこと。

そのコンテンツ提案と共に、さらにWebでの戦略を拡大していくために、クライアントには人員の増員を説明しつつ、予算を取ってもらっていたのですが。

 

いざ社内でそのことに触れると、翻って「人員は増やせない」とのこと。

その提案は入社半年足らずで実現させた最初の新規獲得案件だったので、こちらも少し慎重に上司に確認しつつ、増員は必須ですよと伝えたのにも関わらず。

後から周りに聞くと、この会社は人が減らない限り、補充しないとのことで、愕然。

 

で、人が増えるからと通した新規案件、結局自分と外部デザイナーだけで1年やり通したのですが、ずっと終電ギリギリの対応でした。

1年経った後は、ネタ切れと称してコンテンツも終了させたんですが、あれ以上やってたら心も身体も持たなかったな…。

その後も、ルーティーンの仕事を何とか自分から分離させようと試みたりしたものの、敢えなく失敗。

自分の力不足もあったでしょうが、合理的な施策が悉く通らない自社に嫌気がさしました。

不信感②:社長が「残業」という名の頑張る姿が好き

これ、小さい会社のワンマン社長だとあるあるらしいのですが。

評価の軸が、成果や効率よりも、単なる時間の絶対量

長い時間働いていればいるほど、「アイツは頑張ってるな」となる。

 

理由は明確で、社長は社内にほとんど居ないから。

居ないのに、自分で評価したがるから、人から聞いた「あの人は頑張ってる」「あの人は遅くまで残ってる」を鵜呑みにして評価する。

居ないなら余計に、成果や効率の数字を見たらとは思いましたが。。。

 

僕は効率よく進めてなるべくなら早く帰りたかったし、先ほどの1年の悪夢の期間以外はそうしていたのですが、周りの社員は遅くまでやる人間が多く、定時で帰ることが逆に気を遣うストレスの要因にもなりました。

こういう社長が続けていく会社に、将来の不安を覚えた訳です。

(しかも、残業代は契約上、恐ろしいほど雀の涙しか出なかった。。。)

不信感③:無駄な会議や研修が多い、そして長い

上記の社長のもと、幹部クラスの社員が週1で打ち合わせをしたり、定期的に社内で研修会が開かれるんですが…

新しいことが決まったことが一度もありませんでした。

 

理由は、新しいことを決めても社長がノーと言えば通らず、仮に通った場合には先程の僕のように自分でやる羽目になり誰も助けてくれないから、という、恐ろしい停滞感。

そのため、会議や研修はただ現時点の情報を共有しあうだけという地獄のような時間に。

たまにやることが事前に決まった研修でも、社長の鶴の一声でまるっきり方向性が変わったり。

…要は、社長がネックでした。

 

そのせいなのか、その空気感を打破できない僕を含む社員のせいなのか、自分のいた3年ちょっと、社内の業務はほとんど内容も変わらず。

3年でスマホはこんなにも進化し、3年でAIはどんどんビジネスに活用され、3年で仮想通貨がこんなにも盛り上がったのに。

 

…あまり悪口がすぎると、後から書く事情により僕も人のこと言えなくなっちゃうのでこの辺りで止めておきますが、この辺りが僕が今の会社を辞める決断をした理由です。

なぜ他の会社に勤めなかったのか

今の会社を辞めるにあたって、転職活動も一時期しました。

この歳で転職活動というのもお恥ずかしい話ですが、一度自分の経験・実績が客観的に通じるものなのか確認してみたかったのです。

 

結果は、見事に失敗しました。

失敗と言っていいのかも難しいところですが、とりあえず10数社受けて全滅。

未経験から今の会社に入った僕なんて、現場の実績はあっても社会人4年目と同等。

年齢的に若い人と比べればそれ以下、という評価だったのでしょう。

分かってはいても、落ち込みました。

もう少し早く辞める決断できていたら、、、

なんてたらればも考えましたが、これまでの自分の人生の責任なので仕方ありません。

 

ということで転職は叶わなかったのですが、それと並行して「転職しても同じことの繰り返しなのでは?」とも思い始めます。

正社員として働く時間より、それ以外で勉強したり投資したりすることの方が、効率よくお金を増やせたこともあり、いい意味で「会社で働く」ことの価値が下がり、なおかつもっとその時間の使い方を逆転させなければという思いがどんどん募っていったのです。

 

そういう意味で、昨年2017年は、僕にとって大きく意識の変わった1年でした。

フリーとしてやってみようと決断に至った理由

会社を辞めてフリーへ、と言っても簡単にうまく行くはずありません。

正直、本来であれば何らかの勝算があって初めて「じゃ、退職しよ」が普通です。

 

しかし、実際僕が先に決めたのは退職からでした。

理由としては、

  1. クライアント先や付き合いのある会社で「ウチに来ないか」というお誘いがあった
  2. 自己資金に余裕が出来て、一人で細々やっていくのにしばらく困らない
  3. このブログを通してサイト運営やマネタイズを実感できた

というのが、何とかなるかな、と思ったポイントでした。

 

①はヘッドハントという程のものではないですが、一度条件等を検討してほしいという内容なので、比較的前向きなお声掛けで、なおかつ自分の業務スタイルを信頼しているからこその話なのは心強かったです。保険の意味合いとともに、「自分の仕事は間違っていない」と自信にもなりました。

②は大金を用意できている訳ではないですが、運良く(運悪く?)独身ですし、誰にも迷惑かけないで決断できるのは良かったなと思います。

そして③は、実際のところまだこのブログでまとまった収益を上げているわけではありませんが、「ブログを書くことがお金になる」感覚を持てたことで、さらに自分の時間を効率よく使える手段になると感じています。

 

さらに、自分が「会社を辞める」という決断を人に話していくことで、今まさにブログ運営の話やサイト制作の話をぽつぽつといただいています。

自分がこれまで正社員としてやってきたWebコンテンツの運用と、ブログの立ち上げから経験したWordPressの知識、さらに昔独学で学んだプログラミングの知識を応用して、少しずつですが個人の価値が高まるような仕事をしていけたらと考えています。

 

まぁ、半年後には「やっぱり再就職します」とか言ってるかもですが、少なくともそういう余地を残しながら、まだこの年齢で挑戦できる環境にいれたことは、3年ちょっと勤めたブラ〇ク企業でしたが、腐らずに頑張って良かったなと思います。

まとめ:今後について

というわけで、現在有休消化中で、悠々自適の沖縄の旅という流れです。

シーサーが「お疲れ様」と言うてる。。。はず。

先程、少し事情があって元いた会社を悪く言えない趣旨の内容を書きましたが。

そう、辞めるにあたって、その会社からも引き続き仕事をもらうことになってますw

なので、一応定期収入ありのスタートです。くいっぱぐれねぇわ、よっしゃ!w

これは現場が結局属人化してしまっている弊害なのですが、僕にとってはラッキーでした。

最初は何も知らなくて苦労した業務ですが、今の自分には楽に、それでいて確かな品質を出せる仕事です。(主に記事の編集やリライトといった内容です)

 

先日、任天堂の前社長・岩田聡さんの言葉を知って、なるほどなぁと思ったわけです。


まぁ途中からは、あの林先生がテレビで仰ってましたがw

 

僕の中では、この言葉は一つ自分の働き方のキーワードになると思っていて。

このタイミングで、このご時世に、個人で仕事をするのであれば、もはや苦痛に感じる仕事を極力しない選択ができるはず。

それこそ界隈のブロガーさんたちが仰ってる「好きを仕事に」とか、「自分を仕事に」ということになるかと思います。

 

先の岩田さんの言葉は好き嫌いの軸ではないけれど、好きなら「大変」だとしても「苦労」ではないので、それも含んだ僕なりの解釈で働いてみたいと考えています。

苦にならない仕事で価値を生み出せて、稼げたら、言うことないなぁ。

とはいえ僕はかなりのサボり症、怠惰症なので、必然的に楽な方へ行きそうなのですが、、、それさえも価値にできたら楽しいですね。

今後は自分なりの稼ぎ方についても、誰かの参考になることを願って紹介していけたらと思います。

 

こんなこと言ってて、果たして35歳でフリーって大丈夫でしょうか?

僕のような特別スキルも知識も経験もコネもない人間で、結果どこかで野垂れ死ぬのがオチにならないでしょうか?

そんな風に自嘲しているのも事実です。

 

その時は、このブログでその最後まで書き通せたらなと思います。

それを読んで「あぁ。これは悲惨だから真似しないようにしよう。」と誰かが思ったら、それが価値になるのかな。

今後はこれまで以上に危ない橋のような気もしますが、こんなやつでも意外と楽しくやれるってお伝えできるよう頑張ってみようと思います。

逆に、「あいつ正社員辞めて楽しそうだな」と思ってもらえるように。

 

自由に生きるには、責任が伴うことも重々承知しながら、それでも自由にやっていきます。

今後とも、このブログ共々、Dスケをよろしくお願いいたします。

ではでは。

 

 

Dスケ