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【セブンルール】ロリータモデル青木美沙子さん、その矜持は逞しく、美しい。


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どうも、できればムカつかずに生きたい、Dスケです。

 

前回の記事はこちら。

 

今回は、ロリータモデル青木美沙子さんのセブンルールをまとめましょう。いや、カッコよかった!

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10/3(火)放送:青木美沙子さんのセブンルール

青木美沙子さんのプロフィールをさらっと確認。

KERA・ゴスロリバイブルのロリータファッションモデルをしつつ正看護師としても働く。2009年外務省任命カワイイ大使として25カ国45都市以上の国を歴訪。2013年日本発祥のロリータファッション普及目的に日本ロリータ協会を設立。ロリータファッションBOOKの発売やプロデュース業も行う。

青木美沙子 公式ブログより

 

僕と同い年の34歳!いや、学年は彼女が1コ下でしょうか。2009年の外務省任命カワイイ大使の話題は確かに記憶にあります。

が、まだまだ現役でやってらしゃったとは、というのが僕の最初の感想です。

あと、看護師と並行してやってるってのがすごいな!

とにかく一過性のブームではなく、「文化」としてロリータファッションと向き合ってるというのが放送を見てひしひしと伝わりました。

そんなロリータモデルとして16年間一線を走る彼女の、7つのルール。

ロリータモデル青木美沙子さんのセブンルール

1.大事な日はパニエを増やす
2.ロリータ服は日傘の上で干す
3.男ウケは気にしない
4.看護師は辞めない
5.ロリータ服を着て走らない
6.ロリータの誘いは断らない
7.偏見に負けない

 

ルールも、一般的な生き方としてのものより、ロリータとしてのものが多いのが、やはり文化としての強い意志を感じさせますね。

そもそも「下妻物語」から始まった、日本発祥のファッションであることも驚きでしたが、ひとつずつ見ていきたいと思います。

 

1.大事な日はパニエを増やす

 

初めて知りました、パニエ。

ロリータ服のスカートの下に履いて、スカートにふくらみをもたせるものだそうで、そう言われれば確かにロリータのスカートはふわっとしてるイメージ。

お茶会などの大事な時にはパニエを多く履いて、ゴージャス感を演出するそうです。

 

それよりも個人的に感心したのは、電車に乗るなど公共の場では逆にじゃまになるので、反対にパニエを履く量を減らすというもの。

場面場面に応じた着こなしは、まさに貴族の嗜みのようで、ある意味最初からロリータの神髄を見たような気がしました。

 

2.ロリータ服は日傘の上で干す

ロリータファッションの根幹、ドレスへの最大の愛着を示すルールですね。

日傘のふくらみの部分にスカートを覆い被せて、そのまま干すことでシワにならず綺麗に干せるそうです。

いわゆる、職人が作業道具を大切に扱うかのようなイメージでしょうか。

 

青木さんは10代で出会ったロリータファッションが、自分の自信のなさやコンプレックスを和らげてくれた大切な存在だそうで、そんな自分を作ってくれたロリータ服への深い愛情が感じらる。

自分を支えてくれるものは、人であれモノであれ大事にしたいなと考えさせられます。

あと、数万円のドレスが数百着って、やっぱモデルってどのジャンルでもお金かかるんだなという率直な感想!

 

3.男ウケは気にしない

ロリータファッションの理念は「人形のように、いつも、いつまでも、可愛く」だそうな。

西洋貴族のような上品な服装を起源とする、ロリータファッションの先頭を走る彼女の強いこだわりがいくつもありました。

  • ドールのような可愛さを追求するため、眉毛は前髪で隠す
  • 過度な露出は避け、絶対領域を見せるのはNG
  • より血色を無くすために、肌色より2トーン明るめのファンデーションを使用
  • アイシャドー、リップ、チークなど色味を出すものは全てピンクで統一
  • 姿見でチェックして、「カワイイ」と思えたら外出する

出掛けるための準備に2時間もかかるそうな。タイヘン…。

 

しかも、これだけやって男ウケしないって、本当に好きじゃないとやれないですね。

本当にこのファッションが自分の生き方として染み入ってるんだなぁ。最後の7つめのルールにつながっていきますが、逞しいなぁと感じます。

「お付き合いしている男性とロリータ、どっちを選ぶ?」の問いに、

全然、ロリータです。

と即答した彼女の潔さが清々しかった。

 

4.看護師は辞めない

モデルになる前から、看護師を目指していた青木さん。

現在も、訪問看護師としてモデルとの両立をされているとのこと。

モデルとして人前で距離をとって自分を見せる仕事と、看護師として人と直に接してお世話する仕事で、バランスを取ってらっしゃるんでしょうね。

個人的には編集の仕事中は会社にこもりっきりになる僕も、なんとなく共感できるポイントでした。

モデルも看護師も、どちらも人を喜ばせる仕事だそうで、そう言われたらすべての仕事に通じるのかもしれません。

 

人間味のある部分も見られて、ますます親近感もわくルールです。

いや、でも、その両立大変でしょ!すげぇな!

 

5.ロリータ服を着て走らない

これがまさに、ロリータファッションを「生き方」として日々を過ごす彼女を、もっともよく表しているルールでしょう。

ロリータファッションでいるときは、焦らず、怒らず、汚い言葉も吐かず、常におしとやかな佇まいを心掛ける。

走らない、もその一つ。

単なる着る服というだけでなく、その立ち居振る舞いにまで気を配って過ごすというのを改めて知って、彼女の生きる高尚な世界の一端を垣間見る、そんな気分でした。

 

準備に時間がかかって、なおかつ急いだり走ったりしないって、相当前から準備しなくちゃいけないですよね。

ズボラな僕には無理だぁ~。

いや、尊敬します。

 

6.ロリータの誘いは断らない

これまで25ヵ国、45都市以上のロリータイベントに参加されているそうで。

ロリータ関連のイベントのオファーは、どんなに小さなものでも、どんな場所でも必ず行くとのこと。

 

「誘われたら絶対行くっていうのは、自分の信念として決めてます」

って、言い切れるの、カッコイイですね。

しかも、モデルとしてお金にも不自由ない生活ならまだしも、そういう訳でもないとのこと。

普通だったら金銭的な余裕がないとか、自分が行くほどの規模じゃないとか、そういうので断るのも仕方ないのかなと思うのですが。

それでも仕事を選ばずに、行けるイベントは全て行く。

まさに、16年間ロリータファッションのアイコンとして生きている彼女らしさがうかがえます。

もはや仕事とか、布教とか、そういう次元ではないのかもですね、彼女にとって。

 

7.偏見に負けない

3.の「男ウケは気にしない」とも似てる気がしますが、世間一般の評価とかイメージの話ですね。

確かに、ロリータが他のいろんなファッションのように街中に溶け込んでいるかと言われると、そうではないかもしれない。

そういうファッションの人を見つけると、違和感の方が先に立って、他の服の人よりも目で追っかけてしまうかもしれない。

それもまた一つの偏見と言えるのかもしれません。(反省)

 

それでも、青木さんはロリータファッションが「好き」で、その「好きな恰好」をするだけと強く仰ってましたね。

いくつになってもロリータを着続けたい。

本当に「自分ひとりだけのロリータじゃない」んですねー。(スタジオのコメント引用)

 

 

2020年の東京オリンピックの時に、ロリータファッションで開会式を歩きたい、という夢を語る彼女。

いや、マジで実現してほしいと思います。

 

まとめ:単なる服装に留まらない、生き方としてのロリータ

通常、ファッションモデルのイメージだと、今のトレンドとなるアイテムをどうスタイリッシュに着こなすか、というのがメインテーマ。

そこから、そのスタイリッシュなモデルさんは、普段の生活までもスタイリッシュで、自然体で、すべてが充実して、というようなイマイチ実感の沸かない部分も正直多い。

いや、それはそれでカッコイイし、憧れるし、いいんですが。

 

青木さんの身に纏うロリータファッションは、もはやファッション自体が生き方を示すというか、強い意志表示を感じるというか、青木さんも言ってた日本でいう所の着物と同じ意味合いなんですよね。

それを着ることで、それに相応しい所作や言動を意識し、「文化」として体現する。

逆にそれがロリータを神格化しているような気もするし、偏見の一つはそういう意識から来るのかもなぁと思いを馳せたりしました。

それくらい、青木さんのロリータ姿は、神々しかった。

 

いつかこういうファッションも、多様性の重要さが叫ばれる現代を越えて近い将来、一般にも受け入れられる日本になってくれたらいいなと思いますね。



 

おまけ


Dスケ