どうも、Dスケです。
この度、Dスケの個人ブログとして運営していた「Dスケブログ」を刷新し、新たに「Dスケの辞めてから考えるブログ」として運営していくことにしました。タイトルロゴもデザインも自分で手直し、、、頑張りましたw
このブログの主旨については当ブログについてで詳しく触れているのでご覧いただければと思いますが、まずは新ブログメディアを始めるにあたって、「実際のところ、お前はどうなんだ?」という点について自分の実体験をお話しさせていただきます。
とはいえ、すでに退職のご報告を行ったエントリーにて、その事情についてはすでに書いてはいるのですが、、、
今回は改めて「辞める」ということをテーマにしたブログの第一稿として、僕がどのように辞める決断に至ったのかを改めて書かせていただきます。
重複する部分も多くあるかと思いますが、ぜひお付き合いください。
目次
前提としての、会社を辞めようと思った理由
改めて、会社を辞めたいと思ったのは以下の理由。今回は思いつく限り箇条書きにしてみます。
- 単に拘束時間が長い&ロクに残業代も出ない
- 新規案件を決めてくると、全部自分でやらないといけなくなる
- 中途で3年勤めたが新規事業の兆しなし
- 上司に体制変更等を進言するも変化なし
- マネージャークラスのミーティングが長いうえに何も決まらない
- 目標になる上司・先輩がいない
- そもそも社長が人として尊敬できない(女にだらしないとか)
- 社長の勝手な一存で管理者・社員が疲弊するのをよく見る
- 2年目に業績上の理由で全社員昇給なしになるも、社長専務のみ退職金を積み立てる(社員は退職金制度なし)
…これは一部なので、会社の特定を恐れずに言えばもっと色々とあるのですが、先の記事にも書いた通り仕事ももらってるんでね、オブラートに包んでこんな感じです。仕事が無くなったら追記しようと思います。
もちろん主観による見解なので、社内で僕がどう見えてたかは意見が分かれるのでしょうが、ともかく3年もよく居たなというのが正直な感想。早目に辞めるという決断ができなかったことは少し後悔もあります。
とは言うものの、1年前と現在では決断の仕方も少し違っていたでしょうし、今年のほうが余裕資金も貯まっているので、結果的にはベストなタイミングなのでしょう(自分に言い聞かせる)。
ただ、会社を辞めたい理由がまっとうかどうかと、実際に辞める決断をするかどうかというのは、全然別物です。正当な理由があっても家庭の事情等で辞められない人がいたり、逆に普通に思える会社も嫌で辞める人はいるわけで。
その中で、事情はどうあれ、僕が「辞めたい」→「辞めよう」と決断した3つのポイントをご紹介します。
決断した理由その1:転職を諦めたから
会社を辞めるという決断については、僕のように「単に辞める」というものの他に、もちろん「転職する」という選択肢もあります。
僕も会社を辞めようと思うのと同時に、転職しようというのが最初の決断でした。というか、転職が決まったら退職しようと思っていました。まぁ普通ですね。
実際に転職サイトへ登録し、オファーがきた会社の面接をいくつか受けました。結果は以前書いた通り、全滅でした。
理由は明白です。単に社会人の経験年数が少ないのと、口頭での自己PRが下手という2点。
30歳まではバイトや派遣で生活し、それから未経験で会社に勤め出し、その当時34歳で社内ではいろいろな仕事を任されるようになりましたが、客観的には社会人4年目。
「営業」と名のつく部門にいましたが、特に飛び込みなどのガツガツしたものではなく、お付き合いのある会社との密なコミュニケーションが中心で、なおかつ口下手。
自分の年齢ではリーダー職のような人材が求められる中で、経歴もスキルも相手の求める基準を満たせていなかったなと自覚があります。
想像する客観的な評価は別として、自分の邁進した社会人経験に自負はありますが、こればかりは仕方ありません。
そうした面接での失敗を繰り返すうえで、上記の理由がどんどん明るみになり、普通の転職は難しいかも…と悟りだして、それなら一度転職を辞めてみよう、という考えに至ります。
なお、その後、退職を決意してから周りに話していくと、お付き合いのあるクライアントや取引先から「ウチはどうですか?」というお話をいただくこともあったので、改めて自分のやってきた仕事に自信が持てたのと、早くから話していれば少し違った決断になっていたかもしれません。
こういうのも含めて、タイミングって分からないものだなぁと感じます。
決断した理由その2:個人のパフォーマンスが良かったから
さて、転職は叶わない、と諦めたのち、それでも今の会社を「続ける」のか、それとも「辞める」のかを迫られます。
そこでふと思い出したのが、昨年一年間の仕事以外の時間のことでした。
僕にとって2017年は、色々なことを知り、勉強し、そして身になった年でした。
- VALUのニュースでイケダハヤトさんを知り、新しい働き方を知る
- 仮想通貨を勉強し、とりあえず買ってみる
- ☆←ヒトデさんの退職をリアルタイムで拝見して、ブログで生活できることを知る
- 重い腰をようやく上げて、ブログを始めてみる
- しかも、これまで何度も挫折してきたWordPressでのブログを立ち上げる
- アドセンスやASPアフィリエイトによって、ブログでお金が発生することを体感する
- これまでやってこなかったTwitter、Instagramを改めて再開してみる
- 特にTwitterでの情報スピードの速さに圧倒される(今も)
- タイムバンク、レターポッドなど、既存の価値に収まらないサービスを目の当たりにする
ざっと書いてもこれだけあります。昨年は仕事をセーブしてなるべく定時を心掛けていたので、時間があって本当に良かったなと実感します。
ここで見出しにした「パフォーマンス」とは、単に資産面だけの話ではなく、プライベートの時間における「学び」や「実感」が、仕事で得られるものより格段に大きかったということです。
僕は結構ミーハーなタイプなので、ただ目新しいことにキラキラさせていただけかもしれませんが、それが「楽しい」や「ワクワクする」ってことですしね。
そうして冷静に自分の周りを見渡してみたときに、もっと個人としての時間を割くべきじゃないのか、という思考になっていきました。
決断した理由その3:しがらみがなかったから
そして、さらに自分の周りを見渡してみます。僕が「辞めた」ら、何がどう変わるのか。
そしたら、僕に関して言えば、当面自分が困る以外に、誰にも迷惑かけないことが判明しました。
幸いにも(不幸にも?)、僕は未だ独り身で、恋人もおらず、養う家族もいません。長男なので両親のこの先も少し心配ではありますが、こちらも幸いにも今のところ健在で、元気に庭いじりや山いじり(笑)したり釣りしたり、パートしたり精力的です。
これから場所や時間に囚われない働き方を模索していけば、実入りが少なくても満足度の高い生活が送れます。現在は東京に独り暮らししていますが、いざとなれば地元宮崎に戻り、家賃のかからない実家に住んで数万でも入れれば、月10万の収入でも何とかなるでしょう。
そんなこと言って、急に素敵な出会いがあって結婚することになったら?今は健在な両親に突然病気が見つかってまとまったお金が必要になったら?などの想像も、少し頭をよぎりましたが。起こっていないことを考えても仕方ないなと切り捨てることにしました。
結論は、何とかなるだろうし、何とかならなくても死ぬわけじゃない、ということに収まりました。
ここは人によって環境や間柄が変わるところなので、一概に言えない、と思われる部分かもしれませんが、基本はあまり変わらないのではと僕は思っています。
ご家族がいる場合でも、説得というか理解してもらうのは配偶者だけで、あとはすべて自分の責任で決めるべきことですし、そこで失敗しても死ぬわけじゃない。まぁ離婚されるかもしれませんが(笑)。
でもそれは嫌々今の仕事を続けていれば回避される問題でもなく、その愚痴を聞きながら生活を続けていつしか破綻する家族もあるでしょうし、その会社での地位も、その会社自体も、ずっと安泰なわけじゃない。
僕が「しがらみ」と表現したものは、結局のところしがらみでも何でもなくて、怖がりな自分を守るための言い訳に過ぎません。よくよく考えていくと、「しがらみって、自分以外にないな」と、誰もが帰結するのではないかと思います。
※ちなみに、会社に迷惑をかけるとか、クライアントに迷惑をかける、というのはしがらみ以前の問題にもならない問題です。それは社員が休んだり辞めたりしても回るような体制になっていない会社の問題であり、それが事情で辞めないとはなりません。が、僕も少し考えたことがあったので、自戒も込めて。
そして最後は、それが「後悔しない決断」なのか、をシンプルに考えるようになります。
決断した理由その4:単純に辞めたかったから
ということで、最終的に僕が辞めようと思ったのは「辞めたかったから」なんですよね。
単に、気持ちの問題。最初に書いたように、正当な理由があるかどうか、辞めるまでに頑張ったかどうか、主張に客観性があったか、今後のことを計画できているか、将来の保証はあるのか、すべて関係なく、「辞めたい」、そう思ったから。
それはもちろんイイ歳なので、ある程度の勝算や、ある程度の戦略をもって、「じゃあフリーになろう」が良いに越したことはないのですが、もう「辞めたい」と思ったし、「この場所に居たくない」と思ったし、「この会社では長く働けない」と思っちゃったんですよね。
そしたら、もう辞めるしかないよね。誰かに相談して、少し気持ちが和らいだ気になっても、自分の正直な気持ちはそう変わらないよね。
考えた末、気持ちが変わらなかった僕は、ひとまず「辞めてから考える」ことにしたのです。ちゃんちゃん。
実際のところ、会社を辞めようという考えは1年以上前からあったし、転職活動もそうですが辞めるために動いたり考えたりしたことも沢山ありました。人によっては長いと感じたり、短いと思ったりするでしょう。
でも、結論が出なかったり、条件が整わなかったり、安心できなかったり、文字通りそのことばかりに「囚われてしまった」ときは、一度手放してしまうのが良いかなと思います。
そうすると、今まで見えなかったものや、新しく感じるもの、あとは意外と大した問題じゃなかったことなどに、後から気付くことだってあるはずです。
かく言う僕もそう。だから、ちゃんと考えた後は、「辞めてから考える」のもおすすめしたいのです。
最後に:辞めてから考えて、実際はどうだったか
ということで、「辞めてから考えるブログ」の割に、考えてるやん!という内容ですが、それは考えるんです。誰しもが考える。辞める、諦める、固執していたものから離れるというのは、並大抵の決断ではありません。
いわば今まで当たり前にあったことを手放し、“今まで通りじゃなくなる”のですから。
ただし、その先は、一度手放したり、辞めたりしていいと思うのです。そして、それから考えてもいいんじゃないかと思うし、むしろその方が精神的にも健康な気がします。
以上、個人の見解であり、僕が当ブログを始める動機にもなったポイントでしたが、どなたかの参考になれば幸いです。
ちなみに、結局「辞めてから考える」とした僕の場合、辞めてから現状どうなっているかというと、
- 前の会社での僕の後任が結局決まらず、当面一部の仕事を外で受けることに
- 会社の中でも仲の良い人とは引き続き付き合いつつ、新たな仕事にも発展
- 先程も書いたクライアントや取引先の人から「ウチどう?」のお誘い
- 圧倒的に時間ができて、人生初の沖縄を満喫
- 圧倒的に時間ができて、ブログ運営・執筆に時間を割ける(予定w)
- 圧倒的に時間ができて、モンハンが捗るw
- 圧倒的に時間ができて、エトセトラ…
という感じ。現場レベルでの良好な人間関係や、円満退職って大事ですw
結局のところ、今は何とかなっています。もちろんまだまだなので、よりスピードを高めていきますが。
今の職場で続けていくことを悩んでいる人がもしいらっしゃれば、考えたうえに身動きとれなくなるのではなく、ぜひ一度手放してみることもいいのではないかな。抱えている問題は、そんなに大きな問題ではないかもしれませんし、誰かが助けてくれるかもしれません。
一番よくないのは、そのことばかりに囚われて、他のことが見えなくなること。そうなるくらいなら、「辞めてから考える」のをオススメします。
ではでは。
Dスケ
View Comments (0)